半年ほど前ですが、「平成29年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査」および「平成29年度 横浜市立小中学校児童生徒体力・運動能力調査」の結果が、横浜市教育委員会事務局から発表されました。(くわしくは横浜市の記者発表資料を御覧ください。)
その中で「横浜市の児童生徒の体力合計点は、全国平均より劣る」という結果が・・・
体格(身長や体重など)は、全国平均とほぼ同程度であるのに体力(握力、上体起こし、長座体前屈、反復横跳び、持久走、シャトルラン、50M走、立ち幅跳び、ソフトボール投げ)は、いずれも、平均値とほぼ同じ、もしくは、低い得点という結果で、全国順位は、48位と最低の水準でした。
その他に調査された項目からは、横浜市の子供たちは、「運動や健康、食事への意識は高い」という結果もあるので、総合的に判断して、「意識はあるが、実際には運動の機会が少なく、または運動習慣を身につける工夫が必要」ということのようです。
好きこそものの上手なれ 「体操が楽しい」子供を増やす。
昔から、好きこそものの上手なれという言葉があります。何事も、押し付け、強制しても、そこに喜びが見いだせなければ、決して上手にはなりません。
どこかで目にしたショッキングなエピソード、「ある小学生は、逆上がりができず、小学校で何度もテストに落ちていました。ある時、やっと逆上がりでできた子が言った一言が『これでもう逆上がりをしなくていいのが嬉しい』」は、今でも忘れることができません。
運動は、それ自体に楽しさ、喜びを感じられなければ、ただ、辛い、痛い、苦しいものになってしまいます。小さな「できた=嬉しい」の感覚を積み重ねてはじめて、身につき、運動能力が高まります。苦難を乗り越える心も、次のステージをイメージできるからこそ生まれるものだと思います。
30年の指導を経て、今、また改めて思うのが、「好きこそものの上手なれ」です。
体操スクールの子供たちの笑顔
It’s体操スクールでは、様々な年齢、学年の子供たちが連日、元気な顔を見せてくれていますが、必ず、「できた!」の喜びを感じている子がいます。中には、ガッツポーズだったり、雄叫びだったり、静かに微笑むことだったり、それぞれのやり方で喜びを表現してくれます。
今までより、上手に逆立ちができた。鉄棒の握り方が自然になった。バック転がバッチリ決まった・・・
誰かに勝った負けたではなく、昨日の自分よりもレベルアップしたことで見せる顔は何よりも美しくて、指導者冥利につきる瞬間です。
秋は、運動を取り入れるのにも良いシーズン 一緒に体操をしませんか?
暑くて汗のとまらない夏、寒くてカラダもうまく動かない冬 運動を始める、再開するには、ちょっと億劫な季節ですね。
春からスポーツを始める子も多いですが、秋もまた、気候も良く、運動をはじめてみたり、再開するのにちょうど良い季節です。
秋の運動会で、ちょっと活躍できず、我が子には運動が必要だなと思われた保護者の方もいらっしゃると思います。
室内で行う全身運動である体操は、天候にも左右されず、適度な人数で、仲間と一緒にレッスンを受けられます。
放課後の時間帯で、程よい集中力が維持できる1時間ほどの指導を行っています。
運動の後は、たくさんご飯をたべ、ぐっすり寝る。健康的で理想的な子どものあるべき姿かもしれません。
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